連載 宝物,教えてください・48
恩師からの言葉
松原 まなみ
1
1関西国際大学 保健医療学部看護学科
pp.85
発行日 2020年2月25日
Published Date 2020/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201456
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- 文献概要
歳を重ね,進むべき道を惑うことはさすがに少なくなってきたと感じつつも,迷う局面は日々の生活の中でさまざまにある。そんな時,いつも浮かぶのは恩師の言葉である。「不惑の歳」に差し掛かった頃,恩師から研究会を託された時,ある決断に悩み相談した。「あなたは,あなたの思うようにやりなさい」。指示でなく,道筋を示されたのでもなかったが,恩師の私に対する信頼が伝わってきて迷いが吹っ切れた。悩んだ時,迷った時,この言葉が脳裏に浮かぶ。「自分の信じた道に進めばよい」。覚悟と共に,体の奥底から自信が湧いてくる。
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