連載 宝物,教えてください・29
思い出の写真入りCD
黒川 寿美江
1
1聖路加国際病院
pp.401
発行日 2018年6月25日
Published Date 2018/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201016
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私の宝物は,2008年の聖路加看護大学助産課程の閉講記念パーティで,“Class of 1981年同期”の塩野悦子さん(宮城大学教授)から記念にいただいた,学生時代の思い出の写真が入ったCDです。塩野さんは,日本助産師会の機関誌『助産師』で1995〜1999年に連載していた4コマ漫画「MACとKENTAの育児日記」の作者です。そのタッチでCDの表面にイラストを描いてくれました。
私たち11人の助産課程専攻者は,大学4年時の夏休みから秋にかけて24時間のオンコール実習を,「オンコール村」と称する当時の校舎の一画で,寝食をともにして行なっていました。直接介助10例は入院から退院までの助産ケアを行ない,そのほかに間接介助10例や新生児訪問と,体力の限界を感じる実習でしたが,これらが私の原点です。病棟のやり方に左右されず,妊産褥婦と新生児に必要なケアを受け持ち,助産師と一緒に考えて計画を立案し,実践するという自由度の高い実習でした。
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