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産褥婦の自殺にかかる状況および社会的背景の調査
森 桂
1
,
大田 えりか
2
,
森 臨太郎
1
1国立成育医療研究センター政策科学研究部
2聖路加国際大学大学院国際看護学
pp.706-708
発行日 2017年9月25日
Published Date 2017/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200842
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日本における妊産婦死亡率は,医療技術の向上等により年々低下傾向にある。1980年代には300人を超えていた妊産婦死亡数も,2015年においては39人,出産10万対3.8(2015年)と世界的にもたいへん少なくなり,近年は多くの先進国と同様,微増,微減をくり返している(図)。
一方,妊産婦死亡のデータは,分娩後出血など,妊娠・出産に関連した原因によるものと定義されており,出産後,うつ病の悪化等により自殺に至った死亡は含まれていない。
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