発行日 1953年2月15日
Published Date 1953/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907241
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世の中には氣にかかることが澤山ある。自分自身のことだけでも拾い上げると數限りがない。その氣にかかることを繰り返しておきながら,直そうともしないで同じようなことを氣にしながら過して居ることも又隨分ある。
前號に書いた私の原稿も,思いかえしてみると書き足らないことが判つてそれが氣にかかり,恥しさを覺える。こうしたことは今回に限つたことではなく,常に同じ悔を繰返しているのであるが,これは何でも安請合をして書きなぐる缺點を直さないからである。
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