連載 宝物,教えてください・18
お母さんたちからいただいた出産報告
齋藤 益子
1
1宮崎県立看護大学
pp.499
発行日 2017年7月25日
Published Date 2017/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200788
- 有料閲覧
- 文献概要
私の宝物は,ともに助産活動を推進してきた仲間たちです。一緒に仕事をした日本看護協会助産師職能の仲間,東邦大学で助産師教育に携わった仲間,日本母子看護学会,日本性感染症学会,日本思春期学会など学術活動をともにした仲間,助産診断や助産師国家試験直前セミナーをつくり上げた仲間,性の健康医学財団で出会った仲間など,助産師として一緒に仕事を成し遂げてきた,たくさんの仲間たちがいます。そして,これらの活動を支えてくださった医師たちも,かけがえのない存在です。
そしてもう1つの宝物は,妊娠期にかかわったお母さんたちからいただく出産報告。「先生の言葉があったから,つらい陣痛も乗り越えることができました」「先生の言葉通り,出産は気持ちのよい体験でした」などの言葉は,助産師冥利に尽きるものです。また,「お母さんもこうやって私を産んでくれたのね」という娘からの言葉,「私のお産の時も先生に立ち会ってほしい!」という助産学生からの言葉。これらの言葉を聞くたびに,助産師でよかったとしみじみ思うこの頃です。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.