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世界乳幼児精神保健学会プラハ大会と医療施設の視察の報告
西 佳子
1
,
茅島 江子
2
,
高橋 衣
2
,
杉内 誠
3
1慈恵第三看護専門学校
2東京慈恵会医科大学医学部看護学科
3東京慈恵会医科大学大学院医学研究科看護学専攻修士課程
pp.1032-1036
発行日 2016年12月25日
Published Date 2016/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200656
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はじめに
2016年5月28日(土)〜6月4日(土)にチェコのプラハにおいて,第15回世界乳幼児精神保健学会(WAIMH:The World Association for Infant Mental Health)が「急激に変化する世界における乳幼児精神保健:葛藤,逆境とレジリエンス」というテーマで開催され,52か国1600人あまりの保健医療従事者が出席しました1)。
私たち助産師・看護師は,妊娠期から出産後の育児期まで,親子関係を支え,支援する役割があります。なかでも,乳幼児が順調に発育(成長・発達)するための支援は重要であり,看護基礎教育に携わる者として,常に国内外からの知識を得て,教育・研究に活かしていくことが求められます。
今回,乳幼児の母子相互作用に着目したメンタルヘルスを理解することや介入方法を知ること,さらに,乳幼児のメンタルヘルスを促進するために,海外では妊娠・分娩・産後のケアがどのように行なわれているのかを見学することで,親子関係を支えるケアの参考にしたいと思い,学会と視察に参加しました。
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