連載 『産み育てと助産の歴史』から見える未来・2
過去から未来へつなげる助産の知恵
菊地 栄
1
1立教大学・社会デザイン学
pp.848-850
発行日 2016年10月25日
Published Date 2016/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200616
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「社会は助産をどう見てきたのか」に触れる
去る7月16日,東京で『産み育てと助産の歴史—近代化の200年をふり返る』(以下,本書)の出版記念シンポジウム「産み育てと助産の歴史:アジアの中の日本」(主催:リプロダクション研究会)が開催された(写真)。
本書は,社会学(白井千晶,大出春江,田間泰子,村田泰子),助産学(鈴井江三子,小川景子),ジェンダー研究(中山まき子,伏見裕子),歴史学(岩田重則,沢山美果子),文化人類学(松岡悦子),民俗学(鈴木由利子),社会デザイン学(菊地栄),ジャーナリスト(河合蘭)など,さまざまな分野の14名の執筆者によって書かれたものである。シンポジウムでは11名の執筆者が,江戸時代から現代までの「産み育てと助産」の歴史を振り返った。
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