連載 NTT東日本関東病院CNSが支えた 助産師のチャレンジ・3【最終回】
総合病院で行なう産褥入院プロジェクト
長坂 桂子
1
,
有水 真木子
2
1NTT東日本関東病院看護部
2NTT東日本関東病院8A産婦人科病棟・外来
pp.852-856
発行日 2016年10月25日
Published Date 2016/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200618
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チャレンジの概要
「産後ゆったり入院」。これは,NTT東日本関東病院(以下,当院)における産後入院期間の延長プランのことです(表1)。乳房の変化が著しい時期(乳汁生成Ⅰ〜Ⅱ期への移行期;産後2〜7日目頃)を助産師にいつでも相談できる環境で過ごすことで母乳育児不安を軽減させる効果と,産後の疲労回復効果を期待し企画しました。2013年よりサービスを開始し,2015年には49名(全褥婦の8%)の利用がありました(表2)。オプションの「パパ育児体験」を利用すると,夫・パートナーも1泊3食し,助産師からマンツーマンで育児指導を受けることができます(写真)。
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