連載 私たちの仕事場・1【新連載】
総合母子保健センター愛育病院
pp.81-84
発行日 2016年2月25日
Published Date 2016/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200409
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歴史と伝統を新病院でも受け継ぐ
愛育病院(以下,当院)は1938年に設立され,80年近く東京都港区南麻布の有栖川宮記念公園の隣で母子専門病院として歴史を刻んできました。2015年2月,同区内の芝浦に移転し,4階建てから9階建ての病院に生まれ変わりました。病床数も118床から160床に増床,診療科も増え,勤務する看護職もほぼ倍になりました。看護体制の構築から業務内容・物品の整備に至るまで,看護スタッフが協力し合って各病棟をつくっていきました。移転と同時に外来部門のすべてに電子カルテを導入したので,当初はスムーズな診療体制を構築することに精一杯で,システムづくりなどの業務に追われる日々でした。
まもなく新病院の開院から1年を迎えます。規模が大きくなるということは,診療科が増え,病床数が増えるだけではなく,新たにシステムが構築され,さまざまな考えをもったスタッフが増えるということでもあります。どのスタッフも,愛育病院の理念,そして看護部の理念,めざす母子医療の方向性を共通認識し,母子保健に貢献する気持ちでお互いが協力・連携していくことが,新病院においては特に大切だと感じています。
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