研究
母子愛育組織活動について
小林 梅子
1
1山梨県身延保健所
pp.49-52
発行日 1962年10月10日
Published Date 1962/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202675
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I.母子愛育組織が生れるまで
身延保健所は山梨県の最南端に位し管内の面積885.83km2,人口69,088人,世帯数130,133戸で人口稀薄,山間僻地の多いL5型保健所である.市町村数7町保健婦は保健所5名,国保10名1人当りの平均担当人口は4,605人となつている.この管内に現在母子愛育組織数が40あり,組織内人口60,748人で全人口の92%をその中に包んでいる.
私が当所に赴任して来てから4年近い月日が流れた.当時管内には2,3の母子愛育班が活動していたのみであつた.何故組織活動の育成に意を注いだのか,先ず衛生統計の上から考えてみると,
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