連載 やっぱり知りたい少子化のはなし・7
出産年齢と妊孕性について伝える方法[後編]—全国で展開される自治体と助産師の取り組み
河合 蘭
pp.498-503
発行日 2015年6月25日
Published Date 2015/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200224
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前回に引き続き,2015年3月に発表された少子化対策の基本方針「少子化社会対策大綱」に盛り込まれた「妊娠・出産の医学的・科学的に正しい知識の教育」についてお伝えしていく。
前回は,知識の普及についてこれまでの変遷を見てきた。それは,すでに出産年齢にある女性を主な対象とし,「本や雑誌を買う」「講演に行く」などの自発的な行動に期待するものだった。行動した人はすでにある程度の危機感をもっていた。
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