特集 生殖補助医療の進歩と周産期医療
生殖補助医療(ART)の立場から
男性年齢の妊孕性および児に及ぼす影響
三浦 生子
1
,
長谷川 ゆり
1
,
三浦 清徳
1
MIURA Shoko
1
,
HASEGAWA Yuri
1
,
MIURA Kiyonori
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科産科婦人科学分野
pp.311-314
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000074
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はじめに
生殖と関連する疾患として,不妊症,流産,常染色体の数的異常,ならびに産科合併症(妊娠糖尿病,妊娠高血圧腎症,胎児発育不全,死産,早産など)などがあり,女性の加齢はそれらのリスク因子として認識されている。一方,男性の加齢も生殖に伴う疾患のリスク因子である可能性が指摘されているが,その関連性の程度について一定の見解は得られていない。本稿では,男性年齢が妊孕性および児に及ぼす影響について述べる。
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