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—「ロッテちゃん」がキャラクターに!—こころのボーダーをなくす子育てバリアフリー企画がスタート
水戸川 真由美
1
1公益財団法人日本ダウン症協会
pp.232-234
発行日 2015年3月25日
Published Date 2015/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200151
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私が長女(恭子)を出産したのは今から31年前。初めての出産で,陣痛を迎えるのがとても不安でした。一方で,生まれてくる自分の子どもは,男の子かな? 女の子? どちらだろう,どんな洋服を着せようか,誰に似ているだろうかなど,楽しいこともたくさん考えていました。
しかし,長女の出産は予想以上の難産で,産道仮死となってしまいました。親子分離されNICUでお世話になり,私と暮らし始めたのは出産後1か月近くたってからでした。下された診断は,クモ膜下出血による脳性まひ,知的障がい。今まで普通に生まれた赤ちゃんばかりを見ていた当時の私にとって,障がいがある子どもの子育てをするようになることは,どん底に突き落とされたようで,出産直前まで働いていたことなど,何度も自分を責めました。
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