連載 りれー随筆・358
多様性を認め合う助産師でありたい
谷垣 律子
1
1あもがね助産院
pp.934-935
発行日 2014年10月25日
Published Date 2014/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200023
- 有料閲覧
- 文献概要
私は今,京都府北部の田園都市である綾部市の古民家に住んでいる。シングルマザーだった一昨年,当時3歳の息子と2人で大阪からIターンしてきた。
大阪では,「りつ出張助産院」を開業していて,お産は出張のみ,乳房ケアは出張と来所で行なっていた。途中産休・育休をはさんで,4年半の間にのべ25人の方の自宅出産をお世話させていただいた。「助産師の先生は,お母さん方である」といわれているように,私にとっても自宅出産を通して出会ったお母さん方は,助産だけでなく,人としての多様な価値観を学ばせていただいた大切な方々である。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.