連載 助産院のごはん・19
みやした助産院―理屈で考えるのではなく,そのときの身体の状態を感じて自分自身と相談する食生活を
畑中 郁名子
pp.561,628-631
発行日 2011年7月25日
Published Date 2011/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101943
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みやした助産院のマタニティクラスは,合計3回。初回のテーマは「自分の身体を見直そう」。鍼灸師,調理スタッフ,助産師が連携しながら,食についてのクラスも展開する。食事は身体をつくるものだから大事であるというメッセージにとどまらず,知識に振り回されずに自分の身体と相談するための知恵や,周囲との関係性をつくるものであるというメッセージも伝える。その理由を628ページで取材した。
マタニティクラス初回で
食事をテーマにクラスを開催
2010年11月に,助産サービスの第三者評価機関・日本助産評価機構の第1号認定を受けたみやした助産院。事業計画や管理体制,職員の教育環境,妊産婦や新生児の権利と安全の確保など,さまざまな項目において審査・認定を受けた。「母と子の幸せのために,女性の一生のパートナーとして愛と勇気を持ち,母子ケアのパイオニアを目指す」という理念は,スタッフに周知徹底するだけではなく,妊産婦ら利用者にも公表。食事指導についても,この理念にのっとったかかわりを展開している。
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