連載 助産師のための新生児ケア集中講座・12【最終回】
新生児医療における家族看護―文化的比較からの一考察
米山 万里枝
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1東京医療保健大学医療保健学部看護学科・助産学専攻科
pp.276-283
発行日 2011年3月25日
Published Date 2011/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101854
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はじめに
これまでの連載で示唆されたように,超早産による出生は,医学的にも発達的にもハイリスクとなりやすく,急性期の児にとって,新生児集中治療室(以下,NICU)は生命をつなぐ場である。同時に,NICUは日々成長発達し,家族の中で育まれるべき生活の場でもあり,1人ひとりの大切な人生の出発点でもある。NICUにおけるケアの1つひとつが,その児の成長発達にさまざまな影響をもたらすであろうことは,Developmental Careなど,海外の先行研究において示唆されている。
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