学生研究
家族計画に関する一考察
土田 敏子
1
,
堀江 邦子
1
1山形県立高等保健看護学院保健婦学部
pp.623-629
発行日 1974年11月10日
Published Date 1974/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205540
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
最近,世界的な人口激増に伴い,人口問題が大きくクローズアップされてきている。そして青年層の性の問題と同時に,家族計画・受胎調節の問題も,私たちの生活の中に強く入ってきている。
わが国においては,昭和40年8月に母子保健法が制定され,母子の健康増進により,人口資質の向上をめざした広義の保健と社会福祉対策へと歩んできた。反面,母性意識の喪失・核家族化・性の混乱など,母子保健にとり見逃すことのできない現象も同時に起きており,これら種々の要素が私たちの妊娠・出産・育児に大きな影響を及ぼしてきている。
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.