特集 ケースレポートで学ぶ 乳腺炎への対応
ケース④ 膿瘍が疑われたが切開には至らなかった事例
氷見 知子
1,2
1桶谷式乳房管理法研修センター
2オケタニ母乳育児相談室東京
pp.580-585
発行日 2009年7月25日
Published Date 2009/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101467
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乳腺炎になると4~11%が膿瘍形成に移行するといわれています。膿瘍を形成すると,穿刺や切開排膿の外科的治療を行なう場合が多く,その場合,母親の身体的,精神的苦痛は大きく母乳育児を妨げる一因になりかねません。ここでは,臨床症状と経過から膿瘍が疑われたものの,切開には至らず軽快した事例を紹介します。
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