いろいろなお産に出会って

助産師をめざす

　早いもので助産師6年目を迎えました。まだまだひよっこ助産師です。私がこの道を選択したのは，看護学生3年の時でした。母性看護学実習でお産につかせていただいたのがきっかけです。それまでは全くといっていいほど母性には興味がありませんでしたが，分娩室でのなんともいえない，緊迫しながらも神秘的で，産婦さんとその夫，助産師の息のあった空間に一気に引き込まれました。

　翌年助産師学校に入学しましたが，1年間の学校生活はめまぐるしく，これまでにない大変さでした。実習期間は自分の知識のなさと不器用さに涙を流し，苛立ちを感じたこともありましたが，3人の実習メンバーとともに励まし合いながら乗り越えました。辛いことも多々あったように思うのですが，今となっては楽しかったなぁ，と思いおこす今日この頃です。1年という短い学校生活のなかで，3人の大事な親友を得ることができました。