調査
幼少児期からの段階的な性教育―大学生が受けてきた性教育と,これから希望する指導方法
藤田 小矢香
1
,
遠藤 有里
1
,
西村 正子
1
1鳥取大学医学部保健学科母性・小児家族看護学講座
pp.70-74
発行日 2009年1月25日
Published Date 2009/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101366
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はじめに
近年,10代の妊娠,性感染症が全国的にみても増加の一途をたどっている。そこで,現在の大学生はどのような性教育を受けてきたのかを調査した。その結果,性教育を学校教育のなかで大きく位置づけて取り組んでいる小学校,中学校,高等学校は少なかった。半世紀前の教育は,男女別に集合し,月経や精通のことを教育している学校が多かった。どのような教育においても時代の変遷とともに大きく変わってきている。しかし性教育に関してはあまり変化していない教育機関が多かった。大学生が義務教育や高等学校教育のなかで具体的にどのような教育を受け,これからどのような教育を望んでいるか調査し,今後の性教育活動の方向性を検討した。
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