トピックス
シンポジウム「リプロダクションをめぐる課題と可能性」を開催して
松岡 悦子
1
1旭川医科大学
pp.740-743
発行日 2008年8月25日
Published Date 2008/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101275
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リプロダクションの各国の現状を語り合う
出産は,世界中どこでも,女性の身体に同じように起こることだけれども,場所が違えば抱えている問題も,それへの対処の仕方も異なるだろう。世界のあちこちでは,いまこの時点で,妊娠・出産を中心とするリプロダクションの領域をめぐって,どのようなことが問題になっているのだろうか。
そのように考えて,英国(スコットランド),フィンランド,オーストラリア,アメリカ,パレスチナから6人の研究者・助産師を招き,日本の現状報告と合わせて,3日間にわたって話し合った。3月25日,26日の2日間は,少人数で話し合うインフォーマルなワークショップを行ない,27日には日本大学文理学部オーバルホールで,公開のシンポジウムを行なった※。
シンポジウムでは,上記の国々と日本から7つの発表を行ない,コメンテーターが各発表に5分ずつのコメントを述べた。ここではコメントを除いた7つの発表と,その後のフロアからの質問を紹介したい。
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