連載 チャレンジ!自立と責任・3
―公立阿伎留医療センター(東京都・あきる野市)―産科継続を果たした助産師たち―地域の声に支えられて
河合 蘭
pp.254-259
発行日 2008年3月25日
Published Date 2008/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101190
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身を乗り出してショーに見入る妊婦たち
東京の奥座敷に位置するあきる野市。公立阿伎留医療センターは,あきる野市,日の出町,檜原村によって共同で建てられた秋川流域の中核医療機関だ。
まだすっかりお正月気分の1月4日,15名の妊婦さんが病院の一室に集まって来た。「産むまぎわのクラス」という教室が開かれる日なのだ。このクラスは予定日が間近に迫った人を対象にしたクラスで,フリースタイル出産のデモンストレーションが行なわれる。この病院の助産師たちの研修先であった助産院のクラスを,病院のなかに持ち込んだのだ。
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