報告
スポーツクラブにおける「マタニティアクア」と助産師によるメディカル・チェック
横手 直美
1
,
市橋 美信
2
,
松野 みゆき
1中部大学生命健康科学部保健看護学科
2藤田保健衛生大学看護専門学校(非常勤)
pp.236-241
発行日 2007年3月25日
Published Date 2007/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100971
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はじめに
マタニティアクア(MAQ)とは妊婦(maternity)のためのアクアビクス(aquabics)のことで,妊娠中の健康管理と安産を目的とした,水中で行なうエクササイズであり,心拍数をトレーニング効果が得られる高さまで徐々に上げていき,一定時間持続させる有酸素運動である。
2006年10月現在,全国で54施設が日本マタニティビクス協会に登録認定されている。愛知県下では唯一,「スポーツクラブ&スパ ルネサンス名古屋熱田」において実施されており,クラブ運営者,マタニティビクス協会認定インストラクター,メディカル・チェックを実施する助産師という三者の協働で成立している。しかし,出産施設外でのスクールであるため,メディカル・チェックおよび実施中の安全管理は出産施設での実施に増した慎重さを要する。
本稿では,この「マタニティアクア」と助産師によるメディカル・チェックの内容,参加者の状況とアンケート結果について報告する。
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