特集 助産師による性教育を実現するために
性教育成功の鍵はどこにあるのか?―助産師が行なう性教育が連携をつくる
小嶋 由美
1
,
伊澤 好恵
1
,
佐藤 君江
1
,
小松 富恵
1
1獨協医科大学病院思春期応援隊
pp.298-305
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100706
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はじめに
私たちは総合周産期母子医療センターのなかで助産師として病棟や外来保健指導業務をしながら,臨床の経験を活かした性教育にかかわり6年目に入った。2000年には“思春期応援隊”という,インパクトのある名を掲げてチームを結成し,小学校から思春期にかけての対象者・親への性教育にチャレンジしている。
2001年からは電話相談内容や出前講座後の子どもたちの反応などを活かし,学校からの依頼内容に対応するだけでなく思春期応援隊からの意向を伝え,コンセンサスを得ながら対象に合わせた性教育を展開できるようになってきた。また,学校との連携だけでなく,市民健康センターとの連携もとり,学校・地域・医療とのネットワークの中で,各々の役割を果たしながら継続的で地域の特性に応じた活動が図れるようになってきている。
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