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バーバラ・カッツ・ロスマン講演会 「出産・不妊治療――女性自身のものであるために」を聴いて―女性として・助産師として・研究者として,元気をもらったこと
小笹 由香
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1東京医科歯科大学大学院
pp.1066-1067
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100634
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安全と安楽は共存できないのか
お産をする女性が,「安全」で「安楽」な出産を望むのは当然のことです。しかしながら病院などの施設では,今なお「高い安全性」を重視するが故に,「人間的=安楽」を出産に望めない……というような状況が生じることがあります。この「安全」と「安楽」は,本当に共存できないものなのでしょうか?
9月17日,ティアラこうとう(東京都江東区)で,REBORN主催によるバーバラ・カッツ・ロスマンさんの講演会が開かれました。私は日頃から,羊水検査を受けた女性へのインタビューを通して,その意思決定は社会の中で女性が置かれている状況を反映している! と強く感じています。まさにそうした研究をされているバーバラさんの,しかもお産のあり方を考え続けているREBORN主催の講演会と聞き,急ぎ駆けつけました。
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