特集 周産期のナラティヴ―助産師の語りの世界から
共に歩む人,歩める人でありたい
小友 由美
1
1エナレディースクリニック
pp.302-306
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100501
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私は,総合病院の産婦人科病棟に約6年,その後産婦人科のクリニックに9か月勤めた後,現在は北海道石狩市にある平成13年12月に開院したばかりの「エナレディースクリニック(以下,エナと略します)」という産科・婦人科クリニックに勤めています。ベッド数は17床で昨年の分娩件数は548例(うち帝王切開24例)でした。「自然なお産を!」ということで,“エナお産の10か条”(表)を掲げ,それを基に医療・看護を提供しています。
もっと,もっと,もっと
総合病院での勤務助産師の仕事は,1に安全・2にスピード(仕事の速さ)が重要視されるように思います。そんな中で,ハイリスクの妊婦さんと褥婦さん,そして産婦さんの全てを看るということは難しく,私にとってはどれも中途半端なかかわりとなってしまっていたように思います。
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