特集 日本の助産師づくり―最高の助産ケア提供のための教育を
日本の助産教育の現状と指向すべき方向
平澤 美恵子
1
1日本赤十字看護大学
pp.9-14
発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100444
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はじめに
本稿は,日本の助産教育のこれからのあり方を追究することを目的するが,それにあたってはまず現在の状況を捉えることから始めたい。実態を述べるために,助産師教育制度の歴史的推移と,専門職としての法律上の規定や業務上期待されている内容の解釈をまず行なう。さらに少子社会を迎えた今,助産師活動の実態とケア対象者のニーズの現状を見つめることとする。その上で,21世紀の助産師に期待される活動内容の分析から,助産教育に求められるものを論じ,社会のニーズに即した助産教育のあり方を探りたい。
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