特集 周産期に子どもを亡くした家族に寄り添う
ペリネイタル・ロスに関する最近の見解とアメリカでのケア
Jillian Romm
1
,
太田 尚子
2
1Oregon Health Science University
2聖路加看護大学大学院博士後期過程/天使の保護者ルカの会
pp.946-951
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100428
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はじめに
去る5月29日,「第9回SIDS国際会議・横浜」の講演のために来日された,オレゴンヘルスサイエンス大学のJillian Romm氏を聖路加看護大学にお招きして,プレレクチャーを開催した。講演タイトルは「ペリネイタル・ロス(周産期の喪失)」で,アメリカでのケアの歴史,喪失の影響,看護師が提供しているケアの現状などを含んだ3時間あまりの講演であった。今回は,Romm氏の講演内容を要約して紹介し,最後に筆者が講演から学んだことや,わが国のケアに活かせることなどについて若干の考察を加えて報告する。
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