特集 ―現場の疑問に答えます!―アロマ実践のための「あれ」「これ」
コラム 世界と日本の医療分野アロマセラピー
永井 千穂
1
1日本アロマセラピー学会
pp.701
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100253
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日本でアロマセラピーが行なわれるようになって約25年,医療分野での取り組みが始まって10年ほどである。筆者が現場で取り組み始めた1999年頃は,香りを使って心身に働きかけるという考え方は医療分野ではまだ理解が薄かった。しかし昨今では患者側のほうが詳しく,「アロマセラピーという選択肢はないのか」と,逆に質問があることもあり,アロマセラピーに理解のなかった諸先生方を困らせることもあるようだ。
何よりも現場での声から,アロマセラピーのような“患者の立場に立った,気持ちを大切にする”サポートの強いニーズを感じている。とくに産科の分野では,取り組んでゆくやりがいや価値が大いにあると思う。
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