今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩
麻酔に頼らない和痛法
3.アロマセラピー
宮原 英二
1
1産科・婦人科宮原レディースクリニック
pp.1025-1028
発行日 2000年8月10日
Published Date 2000/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904113
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
精油と医療に関しては1937年フランスの化学者ルネ=モーリス・ガットフォセ(Rune-Maurice Gatteffosse)が植物より抽出した精油essential oilに薬理効果があることを「Aromathérapie」というタイトルの本を刊行してからアロマセラピーaromatherapy(芳香医療)という分野の歴史が始まった.その後フランス,イギリス,ベルギーなどの欧州で研究が進められ,アロマセラピーが医療と深くかかわるようになった.
日本に紹介されたアロマセラピーは,イギリスよりエステなどの美容の一部として紹介されたため精油に関しても品質管理がなされなかったり誤った使用法で問題となった.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.