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第1回 村松志保子助産師顕彰会 表彰式が行なわれました
本誌
pp.485
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100219
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明治中期,女医から助産師(産婆)になった女性がいました。その女性,村松志保子は,1856(安政3)年,現在の東京都墨田区に生まれ,日本に女性の医師試験制度が設けられる以前に医院を開業しました。そして,妹を産褥熱で亡くしたことをきっかけに,産婆学の必要性を痛感し,再び医学と算術を学んだ後,産婆となり「安生堂産婆学校」を医院と併設したのです。その後,東京都産婆会の幹事となります。
元墨田区文化財調査員・原島早智子氏が2003年から村松の調査を本格的に行ない,元日本助産師会事務局長の岡本喜代子氏にその存在を知らせたのをきっかけに,元日本助産師会副会長の広瀬綾子氏ら10名以上の仲間とともに,今年1月26日,村松志保子助産師顕彰会を設立。そして,4月2日に村松の出生地である墨田区にあるリバーサイドホールにて,村松志保子賞の表彰式を行ないました。
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