特集 「陣痛」と「麻酔」
麻酔分娩と助産―現場で何が求められているか
浅見 万里子
1
1順天堂大学医学部附属順天堂医院
pp.474-478
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100217
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「無痛分娩をしたいのですが」。健康な妊婦に相談されたとき,それが技術的に可能な施設に勤務する助産師はどのように対応しているだろうか。
当院では以前,心疾患など適応のある妊婦のみ行なっていたため「希望の無痛分娩は行なっていません」と返答するにとどまっていた。しかし,平成15年度より希望の硬膜外麻酔分娩も実施することになり,実際に硬膜外麻酔分娩を選択,実施した妊産婦のケアを行なうなかで,感じた疑問や葛藤,そして助産師としての役割について,当院で硬膜外麻酔分娩について行なった研究の結果を踏まえ考察してみたい。
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