特集 産後のかかわり,もっと気にしませんか?
保健師からのメッセージ
①保健師と助産師,1+1=10
岡本 千草
1,2
1元・渋谷区保健所恵比寿保険相談所
2現・渋谷区役所高齢者福祉課
pp.408-413
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100204
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はじめに
自分の周囲における子育てを見聞きする機会があまりないまま,妊娠し出産を体験する女性が増えている。同じように出産後も子育てしている人との交流も多くなく,一方で核家族化に伴って年配の子育て体験者との相談の機会も減っている。また,平均的に唯一の子育て協力者である夫が,育児にかかわる時間は妻にとってまだ十分といえない。等々,子育てする女性が孤立感を深めやすい環境のなか,母子がともに健やかでいられる生活を目ざして,子育て支援にかかわるさまざまな分野の人々が,地域子育て支援ネットワークのあり方を検討している。
本稿では助産師と連携しながら行なっている日常業務を通じて,保健師の立場から地域での保健師と助産師の連携のあり方について考えたい。
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