特集 満足で安全なお産 「院内助産院」をめざそう
「助産所モデル」の助産システムの現在
①済生会宇都宮病院周産母子医療センター
穂高 律子
1
,
三井 祐子
1
1済生会宇都宮病院
pp.295-298
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100079
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施設で助産師の専門性を発揮して働くということ
当院はベッド数644床の公的中核病院です。産科は,ベッド数32床(LDR1床を含む)の産科単科の病棟です。平成8年の病院移転時から,妊産婦から選ばれる産科を目指し,医師との協働のもと正常分娩は助産師,異常分娩は医師という役割分担を明確にし,安全性と快適さをサービスの柱として年間1,000件の分娩に取り組んでいます。
若い世代の目標は助産師外来の担当
当院の主なサービス内容は,フリースタイル分娩,助産師外来(以下,MWC),母乳外来,電話訪問,メール相談などであり,妊娠中から退院後の育児支援まで,正常経過であれば助産師が中心となりサービスを提供しています。施設内で助産師が専門性を発揮して働くためには,助産師自身の知識・技術の向上のための努力はもちろんのこと,医師の協力と理解が不可欠です。
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