特集 満足で安全なお産 「院内助産院」をめざそう
病院・診療所における助産師の働き方―助産師が自立して助産ケアを行なう体制づくり
遠藤 俊子
1,2
1山梨大学大学院医学工学総合研究部
2日本看護協会
pp.288-294
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100078
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産科医療の現状
産科医療機関の減少
わが国の平成15(2005)年の出生児数は1,123,610人であり,病院が586,000人(52.2%),診療所が524,118人(46.6%),助産所11,190人(1.0%),自宅ほか2,302人(0.2%)であった(表1)。
一方,わが国の産婦人科および産科を標榜する病院・診療所数は,平成14年では,病院1,715か所,診療所4,648か所にみられるが,標榜した病院,診療所のすべてが分娩を扱うわけではなく,分娩件数別病院・診療所数(表2)からみると,平成14年9月現在において,病院1,503か所,診療所1,803か所である。助産所に関しては,約700か所である。
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