連載 成果につながる保健指導 対象を読み解く病態理解とアセスメント・2
健診結果のデータをどう読み解くか—成果につながるリスクアセスメントとリスクファクターの絞り込み
野口 緑
1
1大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学
pp.142-147
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664202044
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保健指導の目的
生活習慣病の保健指導について、厚生労働省の「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年版)」1)では下記のように示されています(引用中、「 」は筆者が追記)。この文章から、どのような保健指導をイメージできるでしょうか。
対象者が「自らの生活習慣における課題に気付き」、「自らの意思による行動変容によって健康課題を改善」し、健康的な生活を維持できるよう、「必要な情報の提示」と「助言等」の支援を行うことである。
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