連載 地域包括ケアシステムの構築に向けた都道府県本庁と保健所による取り組み・3
地域包括ケアシステムの推進に市町とともに
野澤 幸江
1
,
西生 敏代
2
1広島県西部保健所広島支所保健課
2公益社団法人山口県看護協会
pp.410-415
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201875
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
この第3回では、広島県西部保健所広島支所(以下、当保健所)で行っている取り組みをご紹介しながら、地域包括ケアシステムの推進に市町とともに取り組む保健所の保健師の役割についてお話します。
「地域包括ケア担当になったけれど、保健所保健師にできることは何か」「この3年、保健所の保健師は新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の対応に追われているけれど、地域包括ケアシステムにどう取り組んだらいいのか悩む」等の声を聞くことがあります。私自身も同じように悩みながら地域包括ケアシステムの推進に取り組んできました。地域住民に直接寄り添って活動されている市町の担当者と協議して取り組むことが最も地域の実情に沿った継続的な取り組みになると考えます。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.