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虐待防止への家族支援オープンダイアローグの試行—児童相談所における職員研修の取り組み
細川 陸也
1
,
門間 晶子
2
,
野村 直樹
3
,
浅野 みどり
4
,
山本 真実
5
,
佐藤 博文
6
,
白木 孝二
7
1京都大学医学研究科
2名古屋市立大学大学院看護学研究科
3名古屋市立大学大学院人間文化研究科
4名古屋大学大学院医学系研究科
5浜松医科大学医学部看護学科
6名古屋市立大学病院
7Nagoya Connect & Share
pp.854-861
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201527
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はじめに
児童相談所(以下,児相)における虐待対応件数は年々増加傾向にあり,2018年度は15万9850件で過去最高を記録した1)。喫緊の課題である子ども虐待防止のさまざまな取り組みが検討される中,私たちは,近年注目されているオープンダイアローグ(以下,OD)のアプローチを家族支援に取り入れようと試行してきた2)。
その一環として,2016〜2018年度にわたり,名古屋市の児相と協働し,児童福祉司等の職員を対象に,虐待防止のための家族支援ODの研修会を6回実施した。その取り組みについて報告したい。
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