連載 数式不要!はめ込み統計学 保健師のための統計これだけ・7
連続変数の解析—ステューデントのt検定とマン・ホイットニーのU検定
加藤 丈夫
1
1山形市保健所
pp.616-620
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201235
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前回の連載第6回からは連続変数の解析について解説しています。連続変数を扱うときには,最初にドットチャートを作成し,変数の分布の全体像を視覚的に確認してください。そして次に,変数が正規分布をしているか否かを確認してください(前回はここまで解説しました)。正規分布していれば,代表値として平均値を用い,2群間の差の検定としてステューデントのt検定(t検定)を用いることができます。そうでない場合には,代表値として中央値を用い,2群間の差の検定としてマン・ホイットニーのU検定(U検定)を用います(図1)。
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