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—誰もが参加できる地域の「居場所」づくり—こがねはら子ども食堂—活動を通じて見えてきたこと/—誰もが安心できる「現代の横丁」を目指して—「こがねはら子ども食堂」の取り組み
髙橋 亮
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1こがねはら子ども食堂
pp.903-905,956-959
発行日 2018年11月10日
Published Date 2018/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201056
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はじめに
ここ数年,「子ども食堂」のことがマスコミなどで取り上げられることが多くなり,皆さまの中にもその名前を聞いたり,近くの子ども食堂に行ったことがある方もおられるかもしれない。一方で,「子どもがやってる食堂?」とか,「貧しい家庭の子どもが行くところでしょ?」といった声が聞かれることも事実だ。
本稿で子ども食堂をご紹介することが,保健師の皆さんに子ども食堂を知っていただき,関わりを持つきっかけとなればありがたい。
千葉県松戸市のこがねはら子ども食堂は,地域の子どもたちの育ちを地域の大人たちが見守る場所を目指し,学習支援を柱として運営している。そこではおいしい料理や季節ごとの行事など多様な体験を提供し,家庭でも学校でもない第三の居場所として地域に定着している。
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