連載 健康インセンティブ制度見聞録・5【最終回】
―岡山県総社市―市民の主体性を促すメリハリをつけた政策を次々に実行
西内 義雄
,
内田 和弘
1
,
平野 智子
1
,
竹下 あけみ
1
1総社市保健福祉部健康医療課
pp.444-449
発行日 2017年5月10日
Published Date 2017/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200696
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
かねてより注目されていた市の政策
古墳時代には吉備の中心地として栄えていた岡山県総社市の市内には数多くの古墳があり,縄文時代以前より人々が生活していた形跡が残されている。ちなみに吉備は岡山県と広島県東部を含む歴史的地名であり,総社の名は,飛鳥・奈良時代に備中国内の神々を合祀した総社宮が創建されたことから付けられた。
総社市の人口はおよそ6万8000人。東に岡山市,南に倉敷市という岡山県の二大都市に接していることから,大きく目立つことはないが,「ゴミ袋変動相場制」によるゴミ削減の取り組みなど,思い切った政策を行ってきたことで,その動向を注視している人も多いようだ。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.