連載 在宅看護への道・4
次々と起こるトラブル
村松 静子
1
,
守田 美奈子
1
,
松沼 瑠美子
1
,
山田 京子
1
,
仲野 佳代子
1
1在宅看護研究センター
pp.634-637
発行日 1987年7月1日
Published Date 1987/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921752
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退院翌日
不安いっぱいの退院の日であったが,何はともあれ一夜が明けた.‘もしかしたら……’と覚悟していた夜間の緊急電話もかかってこなかった.ややホッとしながらも,さてどうだったんだろうという気持ちを抱きつつ,足早に加藤さん宅へ向かう.
玄関を入るとすぐ加藤さんの笑顔が出迎えてくれた.まずは一安心.さすがの私も,光子さんのお部屋の前に行くとなぜか緊張したが,一歩足を踏み入れ,顔色の良い光子さんを見ると夜間,異常がなかったのだと確信できた.
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