Japanese
English
研究報告
自己効力感の概念分析
Concept Analysis of “Self-Efficacy”
江本 リナ
1
Rina Emoto
1
1日本赤十字看護大学大学院
1The Japanese Red Cross College of Nursing
キーワード:
セルフエフィカシー
,
概念分析
,
看護
,
self-efficacy
,
concept analysis
,
nursing
Keyword:
セルフエフィカシー
,
概念分析
,
看護
,
self-efficacy
,
concept analysis
,
nursing
pp.39-45
発行日 2000年8月30日
Published Date 2000/8/30
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
Ⅰ.はじめに
Bandura(1997)は,ある行動を遂行することができる,と自分の可能性を認識していることを自己効力感と呼び,自己効力感が強いほど実際にその行動を遂行できる傾向にあると述べている.欧米では,健康行動の自己管理や健康教育などに自己効力感を応用した研究が多くみられる(Kowalski,1997;Hanson,1998).日本では,教育や臨床心理といった領域で自己効力感が多く取りあげられているが,看護学領域には広く浸透していないのが現状である.そこで看護実践での応用性を検討するためにも,Walker&Avant(1995)の手続きに基いて自己効力感の概念分析を行い,概念構築の背景,関連概念との相違,先行要件,結果,概念の定義を検討した.
Copyright © 2000, Japan Academy of Nursing Science. All rights reserved.