連載 ナカイタ発 保健師へのつぶやき・29
研修「データの『見方』は保健師の『味方』」
中板 育美
1
1日本看護協会
pp.965
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200314
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上記の研修名を見て,「どこかでこのテーマを見た!」と思われた方は大正解。本誌2014年7月号の早川岳人氏(福島県立医科大学)の記事タイトルを拝借し,日本看護協会が今年8月24・25日に開催した研修のテーマとしました。タイトルを見た瞬間“これだ!”と思い,交渉してご快諾をいただいたのです。
2015年度の厚生労働省保健指導支援事業技術開発事業を活用したこの研修は,市町村国保の保健師(兼務を含む)のみならず,自治体の保健衛生部門や地域包括ケア所管部門保健師などを主な対象としました。それは,データヘルス計画に実効性をもたせるためには,保険者と自治体,さらに協会けんぽなどが協働することで,より相互の役割が明確になると考えますし,保険者の活動と健康日本21の推進とが分断されない活動が重要と考えたからです。これは健康寿命の延伸についても,生活習慣病予防や重症化予防対策においても,保健師の活動により具体性をもたせることにつながります。
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