連載 姫井先生と考える 健康に生き抜くためのヒント・21【最終回】
保健師の関わり方のコツ―支援の導入からフォローアップ終了まで
姫井 昭男
1,2
1PHメンタルクリニック
2大阪医科大学神経精神医学教室
pp.1098-1102
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200061
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地域保健活動を主とする公的機関の保健師,産業保健活動を主とする企業内の保健師,それぞれに業務の特殊性はありますが,関わる人たちを健康に導くために,健康障害の予防や疾病の早期解決のための助言や指導を行うという点では役割の内容に違いはありません。これまで,保健師が関わるフィジカルヘルスとメンタルヘルスのさまざまなケースの考え方や,助言や指導をどう行うかについて解説してきました。最終回の本号では基本に立ち返って,支援について考えてみます。
近年の社会変化に呼応するように,著しく変化する現場に則した支援の導入,その後の関わり方と継続支援,支援を終えるタイミング,そして保健師が本当の意味で関わるべきケースについて,筆者の実体験からの提案も含めてお話しします。
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