特別記事
―【日常生活圏域ニーズ調査を活用した地域公衆衛生活動の推進②】―土佐市における介護予防事業推進への活用
江渕 聡
1
,
北村 千香
1
,
矢野 朋代
2
,
西村 真木
3
1土佐市健康福祉課
2土佐市福祉事務所
3高知県地域福祉部障害保健福祉課
pp.540-545
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102182
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土佐市の概要
土佐市は,高知県の南央部,県都高知市の西に位置する都市近郊型の市である(図1)。2012(平成24)年3月31日現在,人口は2万8807人,高齢化率は30.4%で,人口減少,少子高齢化,高齢者のみの世帯の増加が進んでいる。
要介護等認定者数は1629人,要介護等認定率18.6%であり,要介護等認定率は,近年,ゆるやかな増加傾向(過去3年間,平均1.4%ずつ増加)にある。また,要介護等の原因疾患としては,「高齢による衰弱」が28.3%と最も多く,次いで「脳卒中」21.5%,「転倒・骨折」16.4%である。二次予防事業対象者の割合は19.7%となっている。
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