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もやせ内臓脂肪!ふせげ肥満!―東京都杉並区の「杉並ウエストサイズ物語」の取り組み/地域を舞台に展開する健康づくりの物語―杉並区における「杉並ウエストサイズ物語」の取り組みから
渡邉 くるみ
1
,
端井 しげみ
2
,
宿南 緑
3
1杉並保健所高井戸保健センター
2杉並保健所健康推進課
3杉並保健所高円寺保健センター
pp.75-77,120-125
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101802
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杉並区の紹介
杉並区(以下,本区)は東京23区の西端に位置し,おおむね方形で面積は34.02平方キロメートルと23区中8番目の広さをもつ,比較的自然環境に恵まれた住宅都市です(図1)。
2011(平成23)年10月現在の総人口は53万8796人,65歳以上は9万7606人(高齢化率18.6%)。利便性の高い地域性もあり,全国平均に比較して生産年齢人口,とくに20代から40代の働き盛り人口が多い地域です(図2)。
2005年,メタボリックシンドロームの基本的な疾患概念が示された。それにともない,杉並区では2006年からメタボ予防のポピュレーションアプローチとして「杉並ウエストサイズ物語」が始まった。最近では,ヘルシーメニュー推奨店,商店会役員,食育ボランティア,広告代理店社員による実行委員会方式により,若年層向けのヘルシーなお弁当を開発販売するイベントなども実施されている。
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