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「健康都市」の実現に向けて新たな一歩を踏み出した杉並区−イベント「健康都市杉並ファロ2000―つどい・語ろう・はじめよう」
大森 房子
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1杉並区保健衛生部保健計画課
pp.1115-1118
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902358
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東京都杉並区では,今年の9月,10月の2か月間を健康都市推進月間として「健康都市杉並ファロ2000—つどい・語ろう・はじめよう」というイベントを開催しました。このイベントは,区が新たに健康都市の実現を目指して本格的に取り組んだ第1回目のイベントです。日標として,①健康なまちづくりの理念を共有し,地域社会全体で健康なまちづくりを進めていくための機運を高める場とする,②地域の健康づくり活動の成果を発表し,多くの区民の健康づくりに活かすとともに,相互の交流を通して健康都市杉並の創造に向けた多様なネットワークの充実を目指す契機とする,③区民・関係団体・行政などが健康なまちづくりに向けて協働して取組むことを確認し合い,総合的な健康施策を推進するためのシステムを整備していくための端緒とする,の3つを掲げて準備してきました。
このイベントは,①地域イベント(区内5か所の保健センターおよび衛生試験所を拠点に実施),②協賛イベント(行政の他部門や地域の関係団体32団体が実施),③中央イベント(杉並保健所で実施)の3つの要素で構成されています(「今回のイベントの全体像」参照)。健康都市推進月間中に地域イベント,協賛イベントを開催し,中央イベントでは,地域イベントや協賛イベントの成果を集約するとともに,今後の目標実現への合意形成や機運の醸成を図りました。イベントの開催にあたっては,区民をはじめ,学校,団体,企業,区議会,行政関係名、などの分野に呼びかけた結果,さまざまな立場から多くの方々の参加を得ることができました。
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