連載 見えてきた!効果的な特定保健指導・6【最終回】
特定保健指導における市町村支援の方法
今井 博久
1
,
中尾 裕之
1
1国立保健医療科学院
pp.538-541
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101627
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前回は,特定健診保健指導におけるデータを混沌としたままで眺めず,まずは基本的なデータ分類を行い定量的な評価を試みることを提案しました。積極的支援と動機づけ支援とでは,保健指導介入量が大きく異なるため効果も相当違ってきます。また性別と年齢の差も大きいので,これらを分けて評価する必要があるわけです。
これらの分類を行って平均値を比較することで,概ね介入の効果が見えてきます。しかしながら,平均値を見てもまだ不十分でデータの解釈を誤ってしまう場合がありますので,度数分布を描くことを奨めます。前回も分布について言及しましたが,若干説明不足でしたので再度説明しましょう。
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