PHOTO/PICK UP 「まちづくり」の現場
みんなが生きがいや役割をもって健康で暮らせるまちに―サポーターと進める伊勢原市の地域健康づくり/健康で生きがいのある伊勢原をめざして―「健康いせはらサポーター」と進める健康づくり
新堀 しのぶ
1,2
,
栗田 由美子
1
,
安部 京子
1
,
尾尻 麻弓
1
,
青木 美穂
1
,
岩永 俊博
3
,
安藤 実里
3
1神奈川県伊勢原市健康管理課
2現・神奈川県伊勢原市障害福祉課
3公益社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
pp.469-471,510-515
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101626
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神奈川県のほぼ中央に位置する伊勢原市は,東京から50km,横浜から45kmの位置にあり,首都圏の近郊都市として重要な役割を担っています。総面積55.52km2のうち,山林原野が約1/3を占め,恵まれた自然環境と温暖な気候から,人々の憩いの地となっています(図1)。
2010(平成22)年4月1日現在,人口は10万885人,4万1599世帯,高齢化率18.9%となっており,2008(平成20)年度の合計特殊出生率は1.25です。
神奈川県伊勢原市では,身体がどのような状態であっても,その人らしく地域で生きいきと暮らせるまちをめざしています。そのためには,食事や運動といった身体の健康づくりだけでなく,家族や地域の人とふれあって過ごすことや,役割を持ち続けることが大切です。たとえば,家族や友人とおしゃべりしたりいろいろな世代が昔遊びを楽しんだり,子どもたちへ絵本の読み聞かせをすることなどです。そんなまちづくりに,伊勢原市と「健康いせはらサポーター」が知恵を出し合って活動しています。
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